全種買いしてみたら思いのほかカップリングが良曲だった件 ~『勝利の日まで』編~

Sexy Zone11枚目のシングル『勝利の日まで』の発売からおよそ3週間が経とうとしておりますが、そのカップリングが「これは書き残しておかねば…!」と五月病を患いすっかり生ける屍と化していた私に1ヵ月ぶりにブログを書く決意をさせるほど素晴らしかったので、今こうして夜中に血眼でキーボードを乱打しています。ウダウダ厭世してる場合じゃねーぜ!アイドルがこの世に存在する限り!

本来ならこういう感想は発売日から一週間以内にアップするのが定石なのでしょうが、これといった一芸に秀でているでも無し、富豪の家の娘でも無し、凡百の人間であるわたくしは働かなければなりません。オタクで飯は食えません。ちなみにまだオタクのカミングアウトはしていません…。まぁ、あの忙しかったということで、このようないささかフレッシュさに欠けるタイミングで箸にも棒にもかからぬ乱文をアップするご無礼をどうぞお許し下さいませ。ちなみにG.Wはウェルセク大阪公演にがっつり入り非常に充実したオタクライフを過ごさせて頂きました。超楽しかったです。

さて、本題に入る前に少しばかり状況を整理しておくと、わたくしこの歳にして初めてCDの全種買いなるものを体験しました。私といえばバンド・ギャル、すなわちバンギャなので店舗別特典目当ての複数買い等はこれまでも何度かしたことはあったのですが、本来は同じCDを何枚も買うという行為があまり好きではないのですよね。お金もかかるし棚のスペースも圧迫するしで。DVD目的で初回A・Bの2パターンくらいはよく購入してたんですが、通常盤の購入はいつも見送っていました。今回も例に漏れずそうするつもりだったのですが、ウェルセク(コンサートの方)で披露されたPerfect Potionにまんまとハートを射抜かれてしまい、買わざるを得ませんでした。あの曲がカップリング、しかも市販では通常盤にしか収録されていないというセクゾの楽曲レベルの高さったら高水準もいいとこですよ。例えるなら佐々木希か橋本環奈のどっちがかわいいかでしのぎを削っている感じ。めちゃくちゃハイレベル。てか書いてて気付いたけどこの2人と主演で共演経験のある人が2人もいるグループってすごいですね。さて、話が逸れそうなので以下つらつらと感想を書いていきます。

 

勝利の日まで

正直に告白するとこの曲大して好きじゃないんですけど、スポーツの応援歌としてはよく出来上がってるなぁという印象です。歌詞もメロディもキャッチーで覚えやすいし、何より明るい。応援歌は底抜けにポップで明るいのが一番です。ところで冒頭の健人くんの語りの時にそれを囲んで他メンバーがグルグルと周囲を回る踊り、とっても面白くないですか?めちゃくちゃエネルギッシュなかもめかもめみたい。どうでもいいけど初っ端の「地球の裏側聞こえますか Say ハロー」でいつもサバンナ八木が脳裏に過ってしまうのは私だけでしょうか。困っています。

 

Miss Mysterious

これです、これ。今回はこの曲の感想が書きたいがためにこの記事を立ち上げたようなもの。去る2月に発売された「Welcome to Sexy Zone」が大名盤だということはここに付した通りですが、このMiss Mysteriousもそのテイストを色濃く継ぐ傑作だと思います。叩きつけるような情熱的なピアノとブラスが織り成すタンゴ調のイントロで鮮烈に曲が始まり、続いて勝利くんの空を裂くような「ミステリアス!」を皮切りに歌が乗り始めるという展開なのですが、もうイントロの時点で100点です。サウンドクレジットが見当たらなかったので断言はしかねますが、これ全部生バンドだよね?ウェルセクを初めて聴いた時もそのバックバンドのガチ布陣っぷりに戦いたのですが、今回も前作と同等に揃えて来ているその気合いに打ち震えました。ウェルセクやこの曲を聴いてから聴く過去のインスト曲たちはなかなか趣深いものがありますね。お金を掛けてもらえるようになって良かったなって…。音の厚みが全く違う。

さて、曲の良し悪しを決定づけるのに最も重要な曲自体が高得点な時点で私のお気に入りリストにはもう登録決定済みなんですが、この曲にはもう二点ミソがあります。まず一点目は風磨くんの歌唱力です。これまでも息を吐くかのように「風磨くんは歌が上手い」とほうけてきた私ですが、ここに来て単なる"上手い"を超越する表現力を身に着けてきたように思います。

ここで突然ですが、

~個人的な風磨くんのツボパートベスト3~

第3位:「核心を突かれるのって そんなに怖くって嫌なの?」

読み:かくしん゙を突かれるのってぇ→↓そんなに怖くってぇ→↓いや~なのぉ~?↓

評:ん゙のこぶしがソーラン節のようで実に男らしい。ん゙九州男児感を見せたかと思えば続く「そんなに怖くて嫌なの?」では手のひらを返したようにひらひらとチャラくなるギャップがまた良い。いや~なのぉ~?で気持ちスローになる点も聴きどころ。

 

第2位:「秘密めいてる いじわるなYour whisper voice」

読み:ひみーつめいてッろぅ~~、ィじわるなョアウィスパ~ァボーイス

評:正しくは「秘密めいてる いじわるなYour whisper voice」なのですが、歌詞を見ずに聞いた時は「日々繋いだろう」に聞こえたくらい風磨流アレンジが効いてる部分。ろぅ~~とィじわるの母音の発音が非常にエロくてよろしい。

 

第1位:「今よりもずっとひとつになって 楽しめるはずさ 僕らは」

読み:ィまよりもずぅとひとつになぁて/楽しめるはずさ ぼーくらはァン

評:もちろん歌詞カードにはスラッシュなんて書かれてないんですが、/を境に違う人が歌ってるのかな?と錯覚するほどに歌唱の雰囲気が違って驚いた部分。まぁ違う人っていうのは端的に健人くんを指してるんですけど。特に後半の「楽しめるはずさ 僕らは」の部分とそれに続く健人くんの「燃え尽きる時も一緒になって」は、一聴しただけじゃどっちがどっちのパートか分からなかった。はじめにセクゾの曲聴いた時から2人の声は似てるなぁと思ってたけど、最近更に似てきてない?歌の話に戻ると今よりもずっとひとつになって」は艶っぽくてウェッティなのに「楽しめるはずさ 僕らは」になると途端に甘く軽やかになるという、オタク垂涎のギャップ萌えが展開されています。表裏一体な男性性と少年性を巧みに表した珠玉のワンフレーズ。

 

文字じゃ微妙なニュアンスや発音の機微が全く伝わらないのが歯痒いところですが、風磨くんの歌が本当に好きなんですよ私…。今後ももっとこういう思い切ったアレンジしてほしいし、コンサートでもたくさんアドリブ入れてほしいです。だからこそウェルセク(コンサートの方)のButは生歌で聴きたかったなぁという今となっては叶わぬ願いを遺言代わりにここに残しておきます。

そして最後の三点目ですが、ズバリ歌詞です。しかし一口に歌詞が好きといっても歌中で綴られている物語性に惹かれたというわけではなく、完全に「燃え尽きる時も一緒になって 星屑になろうよ(中島パート)という一節にノックアウトされたクチです。どうしてこれがヤバいのかを逐一説明していくと、まず第一に「燃え尽きる」ことを前提とした歌詞展開になっていることが挙げられます。「燃え尽きる」という言葉自体は青春や友情をテーマにした歌であれば、石を投げたらこのフレーズに当たると言っても過言ではないほどの定番中の定番ですが、このMiss Mysteriousは恋の歌です。それも男性から女性に向けての半ば一方的な恋情を綴った歌。そして恐らく女性の方はそこまでこの男性に気持ちが向いていない。そんなまだ恋仲とも呼べない微妙な関係の相手と共に燃え尽きるという究極の破滅行為を行おうとしていることがゾクゾクします。勿論このフレーズが暗喩であり実際に文字通りファイヤーするなんて思ってないけど、この「燃え尽きる」という言葉が含む若く清廉な希死念慮には格別のロマンチシズムがある。また、続く「も」という助詞の存在意義を考えると「燃え尽きる」以外のパターンもあることが容易に想像でき、これも聴き手の想像力を掻き立てる良いスパイスとなっています。

してダメ押しのラスト、「星屑になろうよ」です。私はこのフレーズを聴いて心から感動しました。スーパーアイドル中島健人ともなると燃え尽きても灰にならないんですよ。星屑になるんですよ。知ってました?私は知らなかった。というか燃え尽きてその存在が消えた瞬間に星屑になるって思想がロマンチックすぎません?このフレーズの画期的な点はポップスお家芸の「君を守る」とか、はたまた真逆の「君を壊したい」とかではなく、僕と君が諸共に消失してしまう点にあると考えています。いわばホログラム製のオブラートに包んだ極めて美しい心中なんですよ。キラキラアイドルにあるまじきデカダンスロマン主義のギリギリの拮抗がこの一節に凝縮されているんですよ。ええ、私はこういうのが好きなんですよ(性癖の問題)。この話を広げるとあと3000字くらいは余裕で書いてしまいそうなのでこの辺りで割愛しますが、とにもかくにも堂島さん、素敵な曲をありがとう。調べてみたらこの方、カナシミブルーの作詞作曲もされてる方なんですね。そりゃあ良い曲ですわ…(五体投地)。とりあえず誰にも解けないミステリーを主題歌に、この曲を挿入歌にして誰か2時間もののサスペンスドラマを撮って下さい。健人くんもこの曲A面にしたいって何かのインタビューで言ってたし、真剣にもう少しプッシュすべき。

 

Perfect Potion

私が初の全種買いをするに至ったきっかけである本曲ですが、やはり機動力のある曲というのは新しい場面でここぞという強さを発揮するなぁと音源を聴いて再認識しました。コンサートでは初見でしっかり耳に残ったし、2回目以降は覚えてきてリズムも取りやすくなるしでどんどん楽しくなるんですよ。セクゾを詳しく知らないお茶の間に「おっ」と気を惹かせたり「大人になったなぁ」と印象を塗り替えてもらうのに最適の一曲なのではないでしょうか。個人的に好きな部分は聡ちゃんの「選び放題のアラカルト」です。10代の男の子が歌う"選び放題"って単語の背徳感、凄まじい。

 

他にもマリちゃんの記念すべき初キャラソン、「ダンケ・シェーン」は足の爪先から頭のてっぺんまでかわいさしか詰まってなかったし、聴いていて耳からオレンジ色のキャンディー(MADE IN GERMANY)が溢れてきそうだった。セクゾのソロ曲って何故か全部良い意味でキャラソンっぽいんですよね。各メンバーのキャラ立ちが激しいかつ、個性にぴったりあった曲が提供されてるから。聡ちゃんのキャラソンも待ってるからね!

「僕らがいる世界」は初聴きした時はとんでもない24時間テレビ感に思わず苦虫を噛み潰したような顔をしたのですが、繰り返し聴いていくうちにサビの小洒落た半音使いがクセになって今では結構好きな曲です。「ひとりぼっちの夜空に」はTHE・王道のカップリングといった塩梅で、おにぎりの具で例えるならシャケや梅干しといったような安心感のある曲。まるでお母さんのよう。

 

申し訳程度の特典DVDの感想

初回A:MVとメイキング

せっかくなのでDVDの感想も少しだけ書いておきます。まずMVについてですが「ジュ、ジュニアが多すぎる…」という感想が何のおべっかもなしのストレートな感想です。出てくるジュニアくんたちはみんな頑張っていて好印象だったし彼らには何の非もないのですが、制作サイドはなにゆえこんなに大量のジュニアを投入したのでしょうか。衣裳も白だったので全員でぶわっと出てくると画面がハレーションを起こしてメンバーを追うのが視覚的に大変だった。わちゃわちゃした賑やかしい雰囲気は伝わってきて良かったのですが、何となく消化不良な印象を受けてしまいました。空との合成映像は10年くらい前のプリクラの背景画像を思い出させてくれ、急激なノスタルジーに襲われました。昔は今みたいなデカ目!肌補正!足長!みたいな一辺倒の加工機能ばかりでなく、各社意匠を凝らした前衛的な試みをしている機種が多かったんですよ。プリ機の中に扇風機が設置してあっていつでもホットリミット状態のプリが撮れたりするものなんてのもあり、幼心に大変興奮した記憶があります。また話が逸れた。

メイキングで印象に残ったのは、かわいいマリちゃんが「小鳥ちゃんみたい♡」と言ってかわいいポンチョをかわいくパタパタしているところ(かわいい)。#かわいい #カワイイ  #cawaiiとハッシュタグを付けて全世界に発信したいくらいかわいかった。あとは健人くんの冒頭の台詞のテイク撮りが情熱大陸のようでグッときました。窪田等さんに「中島は、決して妥協しない」というナレーションを入れてもらいたい。

ジャケットシューティングで仁義なきプール突き落とし合戦をするメンバーを見て「Water Party♪(いい発音)」とキラキラスマイルでコメントする中島健人さんもよく意味が分からなくて良かった。どちらかというとパーティーじゃなくてウォーだと思う。

 

初回B:ファンミーティングドキュメント

「初めてSexy Zoneという名前を聞いたときどう思った?」という質問に対するマリちゃんの「興味深い」って回答が控えめに言っても面白すぎる。世を達観してる。デビューした時まだ11歳だよね…?あとは食事シーンがふんだんに収録されていて嬉しかったです。かわいい生き物が食事をしてる姿ってどうしてあんなに癒されるんでしょう。個人的に勝利くんがご飯をもぐもぐしている時の"無"の顔が異常に好きで永遠にループしていたいので、誰かvine6秒動画でまとめて下さい(丸投げ)。聡ちゃんの茶摘み娘姿やふまけんサプライズバースデーの模様が映像化されたことについては、テレビの前で肩を震わせ慟哭しながら神に感謝しました。

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と、半ばやっつけな画像を貼り逃げして終わろうとしているこの日記ですが、とどのつまり何が言いたかったのかというとセクゾは良曲が多いというこの一点に尽きるんですよ。私の趣味趣向がやや偏ってるという事実を差し引いても、セクゾの曲は良い曲が多い。オタク以外の方で少しでも気になった人はまずはレンタルショップで本作の通常盤*1を借りてみてほしいです。

 

そして、元々長ったらしいタイトルにわざわざ ~『勝利の日まで』編~ という副題を付けてしまった俺たちは…!?

 

ネクストコナンズヒント!"真剣SUNSHINEも全種買い"!

*1:Miss MysteriousとPerfect Potionのどちらも収録されています。