中島健人ソロ曲"Hey!!Summer Honey"をただ礼讃するだけの日記

"その曲"の全容が明らかになったのは今から既に4か月も前、茹だるような熱気が日本列島をほしいままに蒸し上げていた今年の8月初めの話である。中島健人・ソロコンサート"#Honey♡Butterfly"において初めて日の目を見た"その曲"は、我々ケンティーガールのスカイツリーより高くそびえ立ったハードルをいとも簡単に踏み越え、圧倒的なキラメキを纏ってこの薄汚れた世界に舞い降りた。あるオタクは「あまりの神々しさに海が割れる音を聞いた」と震える声で証言し、あるオタクは聴いた瞬間膝から崩れ落ち、地面に手を突いた衝撃でTDCの床を5つに裂いたという。とにかく、"その曲"はそれほどのインパクトを以てして我々の前に現れた。

 

まあ私ソロコン行ってないんですけど……………………。

 

夏にあんなに鼻息荒げて「絶対行ってやる」って意気込んでたのにね………。まぁ人生にはどうにもならないことが多々ありますよね………。ハニバタ、今年行けなくて後悔したライブランキング堂々の第一位なのでこれ以上はもう触れてやらないで下さい。発火します。

 

という人生の不条理もあり、私が"その曲"、つまり"Hey!!Summer Honey"を初めて聴いたのは11月の少年倶楽部でのオンエアでした。世界で最も美しい蝶、と呼び声高いモルフォ蝶に扮したケンティーが大勢のジュニアの花道を抜け、まるで舞うように歌い踊るあの幻日的な映像は私のジャニオタ史の中に決定的な印を残しました。具体的に何がどうとは上手く言葉に出来ないのですが、あの瞬間、世界が雨降りの後の景色みたいにクッキリと色濃く見え、「あぁ私はきっとこのケンティーを見るためにジャニーズを好きになったんだ…!」という根拠のない確信と感動で胸が溢れ返りそうになりました。これ以上はポエムになるので自制しますが、その衝撃たるや「私のオタク人生におけるファイナルアンサー出ちゃったかも…」ともつれる足でベッドに倒れ込み、しばし陶然とするほどでした。人生のクイズ・ミリオネアの最終問題が中島健人って最高じゃないですか?最高~!!

ということで今日は発売からはや1ヵ月が経ったあの名盤、"Sexy Zone 5th Anniversary Best"に収められている中島健人ソロ曲"Hey!!Sumeer Honey"の感想という名の礼讃を綴りたいと思います。「いや曲名にSummerとか入ってるし季節違いも甚だしいでしょ(笑)今更じゃね?」というご意見、よく分かります。でも私だってまさか凍風吹き荒ぶこの12月に全身にカイロを貼りながらイヤホンから流れる夏の申し子のような曲に目頭を熱くするなんて夢にも思わなかったんですよ。「もしかすると少クラのあの祝祭感溢れる演出にアテられてこの曲を過大評価してしまっているのかも…」という自分自身への不信感から、公平を期すためにあえてこの1ヵ月滾る思いを言葉にするのは控えていたのですが、やっぱりね、1ヵ月経っても素晴らしいものは素晴らしいんですよ。むしろ時間が経てば経つほど旨味が増すっつーか…。ワインにチーズにサマーハニー、これが新時代の熟成三銃士やったんや…。

と、こんな感じで今日は終始中島健人の最新神曲、"Hey!!Summer Honey"を褒め称えていくので、いつも以上に暑苦しい文章になるかと思います。周囲のあらゆる物を燃やしきってしまってこれしか暖を取るものがないという方におすすめです。

 

*

 

反響するシンセサイザー、刻まれ始めるビート、まばたきの音さえ聞こえてしまいそうな一瞬間の空白、そこへ雲間から一筋の光が差すかの如く啓示的に響く"Feel it"―――。

"考えるな、感じろ"―――、かの名優ブルース・リーも「燃えよ、ドラゴン」でそう言っていました。なるほど、天才とは感じる生き物なのかもしれません。しかし私は凡人なので考えます。"Hey!!Summer Honey"の素晴らしさについて考えます。Google翻訳みたいな文章になってしまっても考えます。

 

さて、この曲のテーマをざっくり説明すると「一目惚れから始まる夏の恋です」。ちなみに相手はワタクシどもオタク達なんでそこんとこヨロシクな!!この曲の何が素晴らしいって、作詞に飽き足らず作曲まで手掛けた中島先生きっての意欲作であるということもさる事ながら、歌詞の端々からケンティーのアイドルとしての意識や美学を伺えるところなんですよ。

例えば、

Once in a life time 恋?

なに照れてんの

ねえ Honey(Hey!)

返事して?(yeah?)

という部分、特に"返事して?(yeah?)"という一節にはケンティーの"みんなのアイドル"としての高い意識を感じざるを得ません。もしこれが純粋に男一人と女一人の恋物語を描いた曲だったのなら、「返事して?」という投げ掛けに対して「yeah?」という普通複数で応答するようなレスポンスは考えつかないと思います。ソロコンの新作として発表することありきの曲ではあったのでしょうが、自分(一人) 対 複数(ファン)という構図をこんなにも無意識的に、ごく自然に遂行してしまうケンティーのアイドルとしての勘の良さは脱帽ものです。このような理由もあり先ほどは「一目惚れ相手はオタク達」という出るところに出たら確実に敗訴する暴論を主張した次第です。どうか情状酌量して下さい。

さて、一人 対 複数という構図は一見不埒なように見えますが、ところがどっこいケンティーの恋愛は全員に対して一途なのです。現にこの歌の中でも"キミを愛してるよ Only U"と歌っています。ケンティーがオンリーユーと歌っている限りそれはもう絶対的にキミだけなのです。どんなダブルバインドだって顔パスする男、それが中島健人なのである。

しかし、当然ですがこの厳しい関門を顔パスするにはそれ相応の信頼と実績が不可欠です。疑惑だらけの男にオンリーユーなんて歌われてもおととい来やがれ状態です。暴動型のオタクならCDをフリスビーにしてポニキャ本社の壁をズタズタにしてしまうことでしょう。そのような悲劇は起きない・起こさせない、圧倒的アイドルとしての強度を誇る彼がコツコツと築き上げた信頼が最も如実に反映されているのがこの部分だと思います。

 

 汗をかいて抱きしめ kiss Good night

 

サマハニで一番感銘を受けた部分と言っても過言ではないこの歌詞…。だってすごくないですか?"汗を/かいて/抱きしめ/kiss/Good night"なんて一歩間違えば瞬く間に淫靡な雰囲気に包まれる言葉の連なりを、ソフランもびっくりの爽やか仕上げで歌える男性(23)が現実に存在するんですよ。それはひとえにケンティーがこれまでノースキャンダルで頑なに守ってきたアイドル・パブリック・イメージの賜物であるし、誰にだってマネ出来ることではありません。こんなに後ろめたさやいやらしさのない健全なエロがこの世にはあるんですよ。そう、中島健人には。先日、嵐の二宮くんに「明るいエロ本」と評されていましたがそれを聞いた時は思わず「なるほど!」とひとり膝を打ってしまいました。明るいエロ本というか、ファミリー向けペイチャンネルというか、綴じない袋とじというか…とにかく健人くんの提示するエロはいつも手触りがサラッとしていて、風が吹き抜けるような爽やかなエロなんですよ。リアリティがある人はある人でまた別の趣がありますが、少なくとも私がアイドルに求めているものはいつだって"非現実感"と"非実在感"なので、彼の"ラッピングされたアイドル"としての完膚なき振る舞いを見ていると、日々胸に泉が湧き起こるような潤沢な高揚感に包まれます。はぁ、素晴らしい。

 

…と、最終的に「健人とエロ」という場末のバーで安酒をあおりながらするのが正しいであろう話題でシメてしまいましたが、その他にも"Sha la la…キミはきっと Sha la la…恋してるよ"というケンティーに気付かされる恋、最高か!?とつい奥歯が痛いポーズでうっとりしてしまう歌詞や、2番の「届けたいよ ンハァ~~~ァニィーーー~ッ」というこのフレーズをレコーディングした時のケンティーの吐息に含まれていたエモ成分の含有量を調べたくなるほどファナティックな歌唱など、聴きどころはまだまだたくさんあります。

 

そして、そんな神曲が聴けるのは"Sexy Zone 5th Anniversary Best"だけなんですよねー!このアルバム(※初回盤のみ)にはメンバー全員のソロ曲が収録されており、「"わーい"と言えば"僕とけいとでわーいわい"でしょ♩」とすっかり知念姫に飼い慣らされたJUMP担がバールのような色気で後頭部を殴りつけられる事案が多発した佐藤勝利の暴力的なまでの色気"Why?"や、R&Bに乗せたソウルフルかつ繊細な歌声が柔らかく胸に落ちる、作詞作曲本人による菊池風磨"…more"や、澄んだ瞳の奥底に棲む強い意志が背筋をゾクリとさせる松島聡初のソロ曲"Break out my shell"、あの巨匠・馬飼野先生が作曲を手掛け、より壮大なスケールで描かれたもはや国歌マリウス葉"Welcome to the paradise"など、その個性の豊かさはもはやソロ曲というよりキャラソンです。結局またステマになってしまいましたが、今回熱弁を奮った"Hey!!Summer Honey"を始め本当に聴いて損のない楽曲たちばかりなので、まだの方は是非ともお手に取ってみて下さい。以上、サマパラのDVD発売日を指折り数えて待つオタクからでした。

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