愛はジャスト

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『真剣SUNSHINE』感想 〜We are 男の子!という爆弾を抱えて〜

今日は前回宣言した通りJUMPの新曲(といっても発売から2週間以上過ぎた)『真剣SUNSHINE』(マジサンシャイン)の感想を書きます。ツアーの振り込み期限が眼前に迫る中、いまだどこに申し込むかを決めあぐねているギリギリで生きている私ですが、ひとまずこちらの感想をまとめます。

 

真剣SUNSHINE

最初にこのタイトルを見た時、"真剣"と書いて"マジ"と読ませる一昔前の暴走族文化をこのヤンキー淘汰著しい2016年に堂々と打ってくるその心意気に畏怖すら覚えました。ア○ッサのシンボルに酷似した太陽を中心に据えた謎のジャケットデザインにも一抹の不安を覚えたし、一言でいうとあまり期待していなかったんですがとりあえず買いました。事前に歌番組で聴いた感触的にウィークエンダーやchau#のような所謂ザ・良曲にはなりえないだろうなというのが正直な感想でしたが、何度も聴いていくうちに何故かハマりこんでしまった興味深い一曲です。"わっしょい系"ド直球ラブソングを標榜しているらしい(他人事)ので、時期的には盛夏を想定しているんだろうけど、個人的には晩夏というか夏の集大成のような妙な切なさを感じます。8月最終日の夕方に一人で聴きたい。この辺の感じ方は完全に人によると思いますが、初見の印象よりも今の方が良いのは確かです。まぁどんだけグダグダ御託を並べようと「Hey!Say!JUMPには夏の曲が無かったのでやっと出来て嬉しいです!」とサングラスすら意味を成さないほどの眩しい笑顔で語るJUMPちゃん達を見ていると、わっしょい系だろうが波打ち際で遊ぶお前の姿で今年の夏が更に熱くなっていこうがもう可愛いから何でもオッケー☆という気分になってしまうのがJUMPのオタクがモンペと呼ばれる所以なんだろうなと思いました(自戒)。

 

パーリーモンスター(初回A収録:7のユニット曲)

タイトルを見た当時は「OK!これはEDMね!」と心得顔で悠然と構えていたんですが、いざ再生してみるとNIRVANAのBreedに真剣(マジ)そっくりで我が耳を疑いました。冒頭で16分連符の刻みが入るところも全く同じだし、イントロをはじめ度々現れるあのデーレレデーレーという特徴的なベースもほぼ一緒です。どれくらい似てるかっていうと伊野尾くんとギーク様くらい似てる。世の中には無数の音楽が存在しているので、いちいちコレとコレが似てる!と取沙汰してあげつらうのは無粋なことだと分かってはいるんですが、これはあまりに似すぎていて言及せざるを得ませんでした。ロキノン界隈ではとりあえず一回NIRVANAをパクってみるというのが若手の様式美みたいになっている節があるので、個人的にはNIRVANAがパクられることには慣れっこなのですが、まさかのジャニーズ・しかもJUMPでNIRVANAに相見えるとは夢にも想像しておらず、ついつい鼻息を荒げてしまいました。スマパンとか聴く圭人りんはもしかしたら分かっているのでは…!?と私が一人で勝手に楽しくなってしまった案件。圭人りんについていうなら、何といってもAメロの英語がとってもカッコいいですね。能ある鷹がここぞとばかりに爪を見せに来てる感じが快感です。イントロはグランジ調なのにサビで一気にイケイケパーリナイなサウンドに丸め込む力技的な展開が少しセクゾっぽいなと思いました。

 

Speed It Up (初回B収録:BESTのユニット曲)

方向性的には怪盗y-ELLOW-voiceのYes!と同じですね。聴いたら一発で分かると思いますが、歌詞がド直球に性的です。煩悩を取り払うべく敢えて純粋に言葉通りの意味で聴いてみたんですが、そうするとクリューバー・ビューシー症候群(わざわざ調べた)という人間以外のものに性的興奮を起こしてしまう特殊性癖の人の歌になってしまったため、まだ下心を込めて聴く方が健全なのではないかという結論に達しました。JUMPing CARnivalでの披露じゃなくて良かったですよね、車だけに。ハハハ!本当にすいません。下ネタを止めたいので話を変えますが、この曲の大ちゃんの「声を聞かせてよーぉーおーおーおー♪」の歌声の透き通ること富士の湧水の如しですよね。大ちゃんは私の中でずっと「ディズニーの日本語吹き替えを担当してほしいジャニーズ第1位」なので、今回の真剣SUNSHINEでまさかの若旦那メソッドを取り入れた歌唱を披露していたことに少なからずショックを受けたのですが、この曲の美しく伸びやかな歌声を聴いて無事立ち直ることが出来ました。やっぱり大ちゃんの声はジャニーズで一番透明で澄んでいる。

 

We are 男の子!(通常盤収録曲)

タイトルに記した通り、この曲こそが"爆弾"です。カップリングタイトル解禁時にこの曲名を知った時から並々ならぬ期待を抱いて過ごしていたのですが、期待通りどころか期待を超える完成度で以てして我らの元にやってきてくれました。トンチキタイトルほど名曲揃いというジャニーズ鉄の掟がここでも証明されたり、と快哉を叫びたい気持ちでいっぱいです。この曲の特徴を一言で表すならズバリ”ダサカワ”だと思うんですが、全編を支配しているチープでレトロなシンセサイザーがその絶妙なダサさをポップに彩っており、ダサアイドルソング愛好家には堪らないサウンドとなっています。特に冒頭の「ナミダが出ちゃうよ男の子だってね!」からAメロまでの70~80年代の古き良きテクノポップ感はまさに至極。有頂天とかその辺りの時代のバンドが好きな人にはグッとくるものがあるのではないでしょうか。「ナミダが出ちゃうよ男の子だってね!」という歌詞があの名曲アタックNo.1へのアンサーソングだとしたら、こずえはスポーツが原因で涙を流しているのにJUMPちゃんは恋が原因で涙を流しており、後者のほうが女子力が高いという事実に笑いました。

パート割も伊野尾ファンには堪らないです。1番のBメロの「あー デートに誘いたい」は「あーっ♡デートに誘いたいっ♡」に聴こえるし、出来ることならフォントもポップ体で表したいくらいかわいい声と歌い方。「背中を押してくれ」の後の「あーーーーーーっ♡」なんて、思春期の男子が懊悩の末に発する叫びでは絶対に無い。恐らく散々言われてると思いますが、We are 男の子!ではなくてWe are 男の娘!の方ががしっくりくる。

細かいところを言えば大ちゃんの「力を貸してくれ ゥあーーーーっっっ」は伊野尾くんとは打って変わって力強い雄叫びとなっており、違いを聴き比べてニヤニヤするのもまた一興です。キミアトの「君がナンバーワンだ!」はベジータを意識したって言ってたけど、今回のイメージは悟空ですか?ってくらい少年漫画感が強いパート。あとは薮様の「カモン俺んち」が歌ウマイケメンボイスすぎて、こんな声で誘われたら学校も仕事も全てなげうって向かわざるを得ないですよ。

この曲の\思春期です!/とかの合いの手がコンサートでどういうアドリブになるのかをとっても楽しみにしているので絶対にツアーでやって下さいね…ジャニーズ事務所さん…。

P.S この曲の作詞作曲者がchau#と同じ方だと知り、妙に合点がいきました。通りで私が好きなはずです。

 

Eve(通常盤収録曲)

アップテンポでわちゃわちゃとした曲が続く中、唯一ホッと一息つけるゆったりとしたバラード。人数上どうしようもないことだけど、JUMPはソロパートが短くてあまり一人一人の歌声を堪能する機会がないのを普段から残念に感じてるんですが、この曲はスローかつ一人一人の尺が長いのでじっくりと歌声に耳を傾けることが出来て嬉しいです。「伊野尾くんかわいい」の次くらいによく言ってるような気がするけど、やっぱり薮様は歌が上手い。「頭を駆け巡っては消して」の地声と裏声の使い分けの美技にはため息が出る。個人的に圭人りんと雄也がめきめき上達してる気がするのでこれからが楽しみです。

 

DVD感想

初回A:MVとメイキング

えっと…伊野尾くんの顔、かわいすぎない?DVDの感想と銘打っているのに伊野尾くんの顔の感想からスタートしてしまい申し訳ないですが、大切なことだから言わせてほしい。伊野尾くんの顔はかわいい。これはキリスト教信者が食前に祈りを捧げるのと同様、ある種のお祈りみたいなものなので毎日でも言いたいし言わなければならない。伊野尾くんはかわいい、と。昔の画像や写真では「あら、この日はコンディション悪かったのかな?」というのもたまにあるんですが、私が伊野尾くんを知ってからの伊野尾くんはいつだって瞬間最大カワイイを軽々と更新してくるかわいさで我々の前に現れてくる。最近めちゃくちゃ気になっているのはどうしてあんな多忙な生活の中で常にあのプリンッ・ツヤンッとしたお肌をキープ出来るのだろうかということです。どこの化粧水使ってるんだろう。伊野尾くんが言うのならたとえ泥水でも買ってしまいそうなので、化粧品メーカー各位にここにビジネスチャンスが転がっていることを報告しておきます。

さて、伊野尾くんの顔がかわいいという大前提・世の真理・宇宙の法則の確認から始めさせていただきましたが、このMVなかなか面白いですよね。限りなく陽気な神隠しって感じで。多分あのジャングルでは1時間だけ遊んでいたつもりが、帰ってきたら実は100年経っていた、というタイプのオカルトストーリーだと思います。ていうか今回のシングル全体的に意味が不明で愉快ですよね。JUMPちゃんによる丈一郎さんコントも完全に着地点を見失っていて面白かったです。

 

初回B:第2回ジャンジャン答えて‼︎ジャン!ジャン!JUMQ

このところめざましやメレンゲでガチガチだった伊野尾くんの久しぶりのダラけた姿を見れます。基本的にグデッとした体勢かつ身内ばかりで安心しきっているのか頬の筋肉が緩みきっているため、全体的にスライムもしくはお餅のような姿をしています。あと、いつもより多めに鼻を触っております!!!と煽りたくなるくらい鼻を触る回数が多い気がする。

不肖わたくし、過去のJUMPのことに対するクイズが殆ど分からず思わず「人(グループ)に歴史あり…」と荘厳な気持ちになると同時に、薮様の海より深いJUMP愛を思い知らされました。ちなみにこの映像の一番の見どころは「圭人喋ってる?」という裕翔りんの心配の声に「喋ってるよ!」と圭人りんが答えた後、「二人ですごい喋ってるよ♪」とすかさずフォローした知念ちゃんです。実際二人で顔を見合わせてニコニコしているシーンが数多く見受けられ、あまりの尊さに心が荒みきっている私でも全世界が平和でありますように…と大真面目に世界平和を希求してしまいました。平和の三大シンボルが鳩・知念・圭人に決まった歴史的瞬間でした。

 

そんなこんなで寝てる間にCD同士が結婚して子供産んだのかと思うほど同じタイトルのCDが増えつつあるわけですが、本格的に収納場所に困ってきました。このような事態を見越して先日大容量CDラックに買い替えたのは良いものの、ケチって安物にしたせいか棚板がCDの重みに耐えきれずとうとうy=(x+1)^2のような放物線を描き出しはじめ危機を感じています。それと最後になってしまったけど、総売り上げ枚数自己最高記録達成おめでとう!